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日記第8回

「庭番で〜す。どうぞよろしくっ♪」 「・・・・・・。」 「・・・・・・。」 「グレよ、このお方が……3人目?」 「ああ、バックパッカーの彼女なら俺たちの良いサポートになる だろう。」 「ほぅ…見たところファーマー……。 彼女とはどのような縁で……?」 「ああ、こいつの親と縁があってな。 親がアサシンなんだ。それで前々から指導受けてて、 娘の力を存分に発揮させてくれだとさ。 執事、いつも女性には過敏な反応をするお前が 今日は冷静だな。」 「何かご不満でもおありになるのかしら??」 「それはですねぇ、きっとあなた様が 仮面をかぶっていらっしゃるからだと……」 執事は顔で人を判断するらしい。 「おっと、失礼。グレよ、少し話が…… 庭番様は、ここでお待ちになってくだされ。」 「……は、はい」 何かを感じ取った執事。 庭番を部屋に残し、2人で出て行く。 おっさん、また変なこと考えてるんじゃないだろうな。 「どうしたどうした。 いつもの執事らしくないぞぉ!」 「顔も見せない相手にいつものような 感情は抱いてられませんぞ!」 日記第7回より 「マスクとってみませんか?そこには意外な原石が……ククク」 「あ、あなた……呪うわよ♪」 おっさん、矛盾してるよ。 「…………何か不満があるようだな」 「はい、今までは私たち2人とペットでやってまいりました。 そしてちゃんと ボケとツッコミが成り立っていたわけです。」 「ん?そうか?」 「はい、私がツッコミで、 グレよ、あなたがボケでございます」 グレは思った。 おい、違うぞ。明らかに俺がツッコミだ。 ボケオヤジ、これ以上ボケるのもいい加減にしろ。 そこをグッと我慢するグレ。 「私が懸念しているのは。 今までの陣形が3人目の登場により崩れるのではないかということを 心配しているのでございます!」 「おいおい、そりゃ、お前…」 「ましてや自分の顔すら見せることができない ような人物が、我々についていくと!? 冗談にも程があるのではないでしょうか!!」 今日のおっさんはやけに冷静だ。 グレにも驚きは隠せない。 チョイワルオヤジに目覚めたのだろうか(違 「執事。お前の言っていることがよく分からん。 もう少し具体的に説明してくれないか?」 「つまり、私が心配している事態を説明するとですな 庭番様が『ダチョウ倶楽部』でいう 寺門ジモンのような存在になることを 心配しているのでございます!!」 いい例だ、おっさん。 ガタンッ 次の瞬間 ドアが開く音がした。 「あ〜〜〜〜ら、オジサマ!? 全て聞いていましたよっ! 誰が寺門ジモン ですってぇ〜〜!?」 すべてを聞いていた庭番。 「で、でましたな!? ジェイソンの女バージョンがぁあぁぁぁ〜〜〜〜!!!!」 おっさんびっくり。 心臓発作で危うく最終回になるところでした。 そういえば次の13日の金曜日はいつだろうか。 「自分の顔も見せられない!? 何を抜かしますか! あなただってその水中メガネみたいなので 目が見えないじゃないの!!」 「失礼な!!! これは『フェイスゴーグル』という非売品の 超レアアイテムですぞ!!!」 執事、このアイテム 非売品だけどレアじゃないよ 「そんな骨董品がレア!?!?!? なにをおっしゃいますか! この水晶の仮面こそ、真のレアものですわ! 地上で水中メガネなんて 全くもってナンセンスですわっ!」 「むむ、言わせておけば……! このゴーグルはイギリス製ですぞ!! どこでも手に入る水晶とは分けが違い 『歴史』があるのです!!」 いい仕事してますね だが、このままではまずいと感じたグレ。 3人目登場した矢先この事態。 先が思いやられる。 そこで2人の喧嘩を止めにはいるが・・・ 「まあまあ、二人とも ど、どちらもお似合いですよ〜〜〜ハハハっ♪……」 「黙れクソマスク!」 「あなたのが一番品がないわ!」 「どうしたグレ」 「大佐、俺、イメチェンするわ………」 こういう作業は経験がないグレ。 不器用なやつだ。 というかイメチェンされたらまた絵描かないといけないのかよ それは面倒だ。 グレ、お前はそれが似合うぞ、たぶん。 「しょうがない奴だ……。」 そこで喧嘩を代行して止めにかかる大佐。 大佐の実力はいかほどか…… 「ケンカはやめろ、 オヤジ、ジェイソン」 おい、何言ってんだ どこだ、パプリカ。 こいつらを止めてくれ。 「な、なんですと!?このバケネコめが!」 「ここの人たちはみんな下品なのですね!!」 「だからケンカはよせと言っている。 オヤジ、そんなに女の顔が見たいなら見せてやってもいいぞ」 「なんですと?どうやって!?」 「彼女が我々の部隊に配属される事を前々から グレから伺っていた。よって偵察を兼ねて 彼女がアクロポリスに入った段階から スパイ衛星で彼女の様子は定期的に撮影している。」 「さ、さすがは元NTT……」 「違う、CIAだ」 庭番の映像を映し出す大佐。 便利な世の中になったものだ。 「ほぅ、この方が……。」 「恥ずかしいわっw」 「アクロポリスに入った時には彼女は スモックともんぺ、それにサンダルという王道スタイルを 貫いていたことが確認されている。 まだファーマーに転職していない時のことだ。 ちなみに髪も染めていない。」 「なるほど。」 いつもより地味な反応の執事。 第一印象が寺門ジモンじゃあさすがに冷めるのだろうか。 「その後、ファーマーの転職試験を行うため、 ファーイースト街道を経由して農場に向かったらしいな。その時の映像だ。」 「は、ハイ……。」 !? 「オラァ!ニンジンてめえ! 歩くのがおせーんだよ!!」 「な、なんですか!大佐様! このおぞましい光景は!!」 「ああ、まだここらの地域の道を知らなかった 庭番に、グレがパプリカを道案内としてつけてやったんだ。 ああ見えて、あの男、気が利くな。見直したぞ」 「そ、そうではありません!! 何故パプリカがあのような……!?」 映像は続く。 「し、しつじぃー。たすけてえ〜〜〜!(泣」 「まっていろパプリカ!! 今助けに行くぞ!!!!」 「オヤジ、これは映像だ。」 「庭番様!!パプリカになんてひどいことを!!」 ごめんあそばせオホホホホ!! ご、ごめんなさい……それが覚えてないのよ…。」 「このサイトの『登場キャラクター』を 見てみろ。彼女は多重人格だ。 銃をもつと人格が変貌する、よって 記憶がないことも説明ができる。」 「な、なんですとおおお! ま、まちたまえ!ファーマーともあろうものが 銃を携帯してよいのですか!!」 「見る限りこの銃はレプリカの マスケット銃。冷戦時代に軍事目的で量産された マスケット銃の模造品だ。 レプリカである以上は銃刀法違反の対象にはならない。 もっとも、このときは実弾が入っていたらしいが」 「ぬぁ!ぬぁんですと!?!?」 おちつけ、おっさん 「そういえば見かけないと思ったら… こ、この後パプリカはどうなったのです!?」 「オヤジ、残念だったな 映像はここまでだ。 これ以上は グロテスクで見せられん」 「ああああああああああああああ ああああああああああああああ ああああああああ!!!」 「というのはウソだ。」 「ぇ。」 今まで見たことのない表情をする執事。 グレにもみせてやりたい。 最高だ!大佐! 「だが、映像がここまでなのは事実だ。 それにパプリカも無傷ですんだわけではない。」 「……と申しますと!?」 「その後、庭番は9発の銃弾を発砲。 そのうち6発をパプリカは 回避した」 「つ、つまり3発は命中したと…」 「ああ、だが安心しろオヤジ。 致命傷ではないし、今ペットドクターに診てもらっている。」 「ぱ、パプリカはそれほど回避があったのですか……!」 執事は思った。 俺の教育だ、俺の教育のおかげだ。 でかしたぞパプリカ、俺の名誉だ。 「ああ、しっかりと育ててあったのもあるが 彼の判断は素晴らしかった。 拳銃の引き金が引かれるタイミングを 見計らい、キアヌ・リーブスもびっくりの マトリックスフォームをとり、 日本中を感動の渦に巻き込んだことが 確認されている。」 「ま、マトリックス……!」 使う画像間違ってるよおっさん イナバウアーだ、それは。 あ、荒川さん、金メダル、おめでとうございます。 「庭番だって悪気があってやったんじゃない。 許してやれ、執事。」 やっと戻ってきたグレ。 案外こいつ、デリケートです。 「ほ、本当にごめんなさい……。」 「むぅ……。」 謝られると弱い執事。 さて、ということで生まれたダチョウ倶楽部こと グレ、庭番、執事。の三人。 ということで 「せ〜のっ、ヤァ〜〜〜〜!」       「ヤァ〜〜〜!」       「ヤァ〜〜〜!」 「いやぁ〜〜今回の日記もこれにて終了だな」 「ふむふむ。お?公式サイトにファンサイトがまた登録されているぞ」 「これからライバルが増えてきますわね♪」 「そうですなあ!」 「今回の日記、定期メンテナンスの前に 更新しておこうという管理人の思惑が これではバレバレですわ!」 「ああそうだな。更新する曜日とか あらかじめ決めておけばいいのにな。」 「前々から思ったのですが、やはりこのサイト 『手抜き』ではないですかな? それを隠すために『シンプル』という 題目をあげているのでは???」 「なんだ、そんなに 自分の壁紙が認められなかったのが悔しかったか というかオチがこんなのじゃあやってられないな。」 「やっぱり思惑がバレバレだと思います! 前回、前々回と続き、今回の日記。 少し短い気がしますわ!」 「ふむ、そこでですな、 日記の量を増やすために、 この私がその責任を負って 次の日記で主役を務めます!」 「執事さんが出るのなら 私もやります!!!」 「おう、それじゃあ俺も… 「どうぞどうぞどうぞどうぞ〜〜〜〜」 「どうぞどうぞどうぞどうぞ〜〜〜〜」 つ、つまらねえオチだな…… 元ネタ分からない人ゴメンナサイ(-公- ;)


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