名探偵パプリカ

執事。「犯人は、あなただ!!」 執事。「クルネ殿!。」 クルネ「ひゃ、ひゃあ・・・。」 マスターが犯人だと自身ありげに言い張るおっさん。本当かよ? ローザ「ま、マスター!?」 ジアイナ「そ、それは本当かね!!」 執事。「はい、警部殿。」 いや、だから警部補だよ。 執事。「ワインボトルには毒が検出されなかった・・・ よってワインを持ってきた璃遠殿は犯人ではございません。 つまり"グラスに毒を入れることができるポジションの人間" それはグラスにワインを注いだ人間であり、グラスを 各個置いた人間・・・それはクルネ殿しかおらぬのでございます。」 確かに、璃遠さんが「注いで」と言ったあと、 クルネさんは「らじゃ〜」と言いました。 ジアイナ「しかし・・・毒の入れ物はどこにもなかったが? 口に付着したものからして、液体と言う事が考えられる。 成分を抽出してサプリメントにしたとは考えにくい。」 執事。「甘いですなぁ〜。クルネ殿にとっては そんなことは簡単でございます。」 璃遠「・・・。」 執事。「この喫茶店にあるグラスは、彼女はいつでも洗浄ができる。 つまり、あらかじめ毒をグラスの中に入れておいた。 そして、そのグラスにワインを注ぎ、朱欒殿に渡した ・・・ということでございます!」 ジアイナ「な、なるほど!!!」 筋が通った説明です。 やるじゃんおっさん。 クルネ「あ、ぁたしじゃない・・・ あたしじゃないよぉ・・・!」 ジアイナ「ハイハイ、動機とか、細かい証拠は署で伺いますよ。」 ローザ「・・・。」 執事。「コレにて一件落着でございます。」 何故か今日はレディーに対して厳しいおっさん。 他にもいっぱい居るからという考え方でしょうか。 そう考えるとひどいぞ、こら。 と、そのとき!! パプリカ(違う・・・クルネさんは犯人なんかじゃないッ!!!) 今更反応するこの物語の主人公! パプリカ(確か蜘蛛のワインは強力なアルコールによる 解毒作用があったはずだ。 本来、蜘蛛の毒が入ってるのに人間が飲めるのはそのため! 仮にクルネさん、いや、璃遠さんやローザさんが毒を入れる チャンスがあったとしても、毒は解毒される・・・。 朱欒さんを殺す事なんてできない!) まじかよ おっさん、大失態。 こういうのが日本の官僚だからねぇ・・・全く(何 パプリカ(で、でもそれならどうやって犯人は・・・。 待て、朱欒さんが飲んだのは本当にワインだったのか!?) 早くしないとクルネさんが逮捕されてしまいます。 パプリカ「ねぇー、ねぇ、おまわりさん!」 ジアイナ「ん?何かな?ニンジンクン。」 パプリカ「朱欒さんが飲んでたグラスから 毒は検出されたんだよねぇ〜〜?」 ジアイナ「ぁあ、ハッキリと検出されたよ。」 パプリカ「ん〜じゃあじゃあ! ワインの成分は検出されたのお???」 ジアイナ「それはされなかったねぇ。 多分、グラスの底に、毒の成分が沈殿して、 それを検出したから・・・なのかな? 何でそんな事聞くの???」 パプリカ「ぁ、うん!しつじのおじちゃんに頼まれたんだ!!」 ジアイナ「さぁ、早く着いて来い。」 クルネ「ま、待ってください!!仮に私が 朱欒さんを殺害したいならスキルでとっくに・・・ そ、それに私、あの人に恨みなんてありません!!」 クルネを署に連れて行こうとするジアイナ。 パプリカ「スキル・・・?」 ピカリーーーーーンッ!!! パプリカ「そうか!! 全てが1つにつながった!!」 棍棒を取り出すパプリカ! パプリカ(よおし!いつものようにおっちゃんを眠らせて・・・!) ドカン!! 執事。「ウッ!!!!」 執事。「へ、はひゃぁ〜〜〜〜♪」 !? 執事。「ぱ、ぱぷ・・・り・・・おぬしが・・・・が・・・」 意識を保ったおっさん パプリカ「げ!?眠らない!!! とどめ!!!!」 ヂュゲシ! 執事。「ぱんぎらす!!!」 何かが潰れた音がしましたが気にしてはいけません。 執事。「へはぁあ〜〜〜〜〜」 ガタンッ パプリカ「よし。」 普通の棍棒でもよくね? ■次へ



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